大会6日目。伊勢崎高校が戦う敷島球場は今日も真夏の暑さです。第二試合(農二VS太田商)の大逆転劇の余韻が残るスタンドは、既に熱気にあふれています。伊勢崎高校スタンドは1塁側。在校生やOB、ユニホーム姿の少年野球の子ども達と、本当によく集まりました。この試合に勝てばベスト16。試合前、円陣を組み、空を指差す選手たちの笑顔は実に凛々しい!がんばれ!伊高野球部!!
▼上毛敷島球場 第3試合(3回戦)
伊勢崎
1
0
1
1
0
0
0
0
1
0
1
0
0
0
5
館林商工
0
0
0
0
0
0
1
0
3
0
1
0
0
1×
6
この試合も先発は左腕のエース亀井くん。先制したのは伊勢崎高校でした。初回、4番の宮崎くんのタイムリーでまず1点を先取。さらに3回にもキャプテン富岡くんがレフトオーバーの2ベースヒットで出塁。そしてまたも宮崎君のヒットでランナーを返し1点を追加。4回にも1点を追加し3−0と、流れは完全に伊高がつかんでいます。途中7回に館林商工に1点を許すも、伊高は9回の表に貴重な1点を追加し4-1。あとは最終回の攻撃を凌げば試合終了です。しかし、このままで終わらなかった。。。9回裏に集中打を浴び一挙3点、同点に追いつかれ試合は延長戦に。 延長戦に入り、両者互角の勝負が続きます。しかし試合を決めたのは館林でした。満塁からスクイズ。ボールは亀井くんがつかみましたが、キャッチャーへのトスはグラブが外れ関口くんに届かずサヨナラで試合終了・・・。延長14回の死闘でした。 両校とも1番を背負うエースが最後まで投げきり、意地の戦いに見えました。1年前の夏の大会で、2年生エースとして上級生に盛り立てられながらマウンドに立っていた亀井くんの姿を記者はよく覚えています。あれから1年、心身ともに逞しく力強くなり、14回を一人で投げきった姿は圧巻でした。 9回表の伊高の1点の追加点は、誰の目からも「ダメ押しの1点」に見えたはずです。それだけに、悔しさと共に‘野球の怖さ’を強く感じた一戦でした。キャプテンの富岡くんを中心に最後まで粘りの野球を見せてくれた伊勢崎高校野球部の皆さん、本当にお疲れ様でした!3年生のこれからの活躍を期待しています!
アイマップでは特別企画として、「目指せ甲子園 がんばれ地元の球児達」と称し伊勢崎市および佐波地区の高校球児を特集でご紹介しています。
「目指せ甲子園 がんばれ地元の球児達」